
「事前登録(工事・体制・技能者アサイン)は全部終わった!で、現場では結局何を準備して何をタッチするの?」
CCUS連載の最終回となる今回は、いよいよ現場での「カード読み取り(就業履歴の蓄積)の実務」について詳しく解説します。
事業者側・技能者(職人)側それぞれが用意するものや、現場で何をタッチするのかを細かく整理しました。
1. 誰が何を用意する?事業者側と職人側の準備物
現場でスムーズにカードタッチを行うためには、事前の機器・カードの準備が必須です。
「どちらが用意すべきか」を含めてまとめました。
【事業者側(元請・雇用主)が用意するもの】
- ① カードリーダー(または読み取り対応スマホ・タブレット)
現場に設置するカードリーダー機器です。原則として元請事業者(または現場管理側)が用意して現場事務所や朝礼場所に設置するのが一般的です。 - ② 読み取り用アプリ(建レコ等)のインストール端末
カードリーダーを接続するiPadやスマートフォンです。建レコ(建設キャリアアップシステム用アプリ)などを起動して常時待機させておきます。
【技能者(職人)側が用意するもの】
- CCUS技能者カード(実物)
職人さん自身が準備するのは「自分自身の技能者カード」のみです。毎日の通勤時に忘れず現場へ持参してもらう必要があります。
💡 会社として用意しておくと安心なもの(事業者側へのアドバイス)
職人さんがカードを紛失したり現場に忘れたりした際、スマホの画面に表示できる「顔写真付きの技能者マイページ(Webカード)」や「QRコード発行」でも代用可能です。事前に自社の職人さんのマイページログイン環境を整えておくことをおすすめします。
2. 現場で「なに」をタッチするのか?(読み取りの実務)
「毎日カードリーダーに何をタッチ(読み取らせる)すればいいのか?」という実際の現場作業についてです。
- タッチするのは「技能者カード(ICカード)」
カード内部に埋め込まれたICチップを、現場に設置されたカードリーダーにかざします。「ピピッ」と音が鳴れば読み取り完了です。 - タイミングは「入場時(朝一番)」が基本
基本的には、朝の入場時(朝礼前や現場入りするタイミング)に1日1回タッチするだけで、その日の1日分の就業履歴としてカウントされます。退場時のタッチは原則不要な現場が多いため、朝のルーティン化が成功のカギです。
3. タッチされたデータはどう残る?履歴の確認方法
カードをタッチしたデータは、即時または一定時間ごとにCCUSのクラウドサーバーへ自動送信されます。
- 自社(事業者)の管理画面: 「誰が何日にどの現場で作業したか」の一覧がリアルタイムで記録・確認できます。
- 技能者(職人)のマイページ: 自分の累積就業日数が加算され、レベルアップ(カードの色変更)に必要な実績として積み上がります。
4. 総括:CCUSを真の自社の強みにするために
全5回+コラムを通してお伝えしてきた通り、CCUSは「登録して終わり」ではありません。「現場でカードをタッチし、履歴を溜め続けて初めて真の価値(経審加点・信頼度向上・職人の処遇改善)を発揮するシステム」です。
最初は機器の準備や職人さんへの声かけなど慣れない部分も多いかと思います。が、仕組みさえ定着すれば自社の信用と技能者の未来を守る強力な武器になります。
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