「毎年受けている経審の点数(P点)、今期の決算で下がったら入札格付けはどうなる…?」

公共工事の受注を目指す事業者様にとって、経審(経営事項審査)の点数は会社の死活問題です。

点数を上げるために「W点(その他の審査項目)」の対策に目を向けがちですが、実はライバルと大きく差がつき、格付けを左右する真の決定打は「Y点(経営状況分析)」にあります。


1. 経審と入札参加資格(2年周期)の連動戦略

経審は毎年受けるのが基本ですが、自治体の「入札参加資格審査申請」は一般的に2年に1回の周期で行われます。

つまり、毎年ただ漫然と受けるのではなく、「どの決算期の経審点数が、次の2年間の入札格付け(Aランク・Bランク等)に反映されるか」を逆算して点数のピークを持っていく必要があります。

会社のブランディングとして毎年高得点を維持するケースもありますが、勝負どころの決算期を見極めることが戦略の第一歩です。


2. W点は「高止まり」する!差がつくのは「Y点」のリアル

多くの上位企業やライバル会社は、CCUS登録や防災協定、各種保険加入などのW点対策をしっかりと固めてきています。

⚠️ W点(その他の審査項目)の限界
W点はどの会社も軒並み準備してくるため、上位層では「ほぼ全員が高得点で横並び(高止まり)」という状態になり、差がつきにくくなります。

⚠️ Y点(経営状況分析)の変動リスク
一方で、純粋な財務データから算出されるY点は、今期の売上低下、決算直前の借入増加、完成工事未収入金の回収遅れなどによって、簡単に点数が乱高下します。

「今期は少し売上が落ち込んだ」「資材高騰で利益率が圧迫された」という思い当たる節がある場合、Y点が大きく下落し、結果として総合評点(P点)が届かず「ランクダウン(格付け落ち)」に直結する危険性があります。


3. 勝敗を分ける「決算前の財務コントロール」

Y点は機械的な計算式で算出されるからこそ、「決算日を迎える前の事前対策」でコントロールが可能です。

  • 決算期末の不要な現預金や短期借入金の圧縮
  • 未収入金の早期回収と自己資本比率の調整
  • 減価償却や利益のバランス調整

決算が締まって税理士さんから上がってきた数値をそのまま審査に出すだけでは、手遅れになってしまうケースが後を絶ちません。


4. まとめ:次回入札に向けた勝つための経審対策を

当事務所では、単に書類を作成して経審を受けるだけの代行にとどまりません。

次回の入札格付けのタイミングから逆算し、目標ランク(Aランク維持など)を達成するために「今期の決算でY点をどう着地させるか」を税理士様とも連携しながらシミュレーション・ご提案を行っております。

「今期の決算内容で格付けが落ちないか不安」「次回の入札参加資格に向けて点数を最大化させたい」という事業者様は、ぜひ決算期を迎える前にご相談ください。


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